今日は、ニューヨークも「母の日」でした。サービスは、いつもにも増してきらびやかに着飾る女性の姿が目立ちました。白スーツでキメている方々が多かったですね。何かをセレブレートする時、「白」を、こちらでは着ます。「白」は花嫁さんだけもんじゃないんですね。
いつか写真を撮ることができたらなあ、と思います。
*スピーカー; Elder Harris
*テーマ; Step to Success - Take one step at the time -
成功への道に一歩踏み出す
*確認した聖書の一節; 箴言第3章1~11節、同第8章32~36節
自分を見て賢いと思ってはならない。主を恐れて、悪を離れよ。そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。(箴言第3章7~8節)
*スピーカーからのメッセージ;
「成功」への第一ステップは、「英知・分別・賢明さ」であること。
聖書にある「箴言」の章は、まさに「分別さを養う書物」である、といえる。
神は成功への道をすでに用意している。ただ、私たちは神を信頼し信じることである。
悪はあなたをその道に誘おうといつも待ち構えているが、神は貴方を悪の道から逃れる道を作っていてくださる。
「箴言」は、「わが子よ、、」という言葉で始まっている節がたくさんある。これはまさに、父から子へのメッセージである。「箴言」が書かれた目的は、私たちを人間として心身共に強くするためである。
神の慈悲を忘れてはならない。良い日は必ず、悪い日の二倍以上になってかえってくるものだ。明日への、今日の成功のために自分自身を謳歌させよう。
*私のコメント;
Wisdom = Wise な状態(-dom)。
人のふり見てわが身振り返れ。能ある鷹はつめ隠す。おごり高ぶってはならない。常に自制心をもつこと。おごり高ぶる者、久しからず。。。。。
日本でも古くから言い伝えられたり、家庭の躾の中で言われてきたり、国語古文の本に出てきたりする言葉。こうした教えが同じように聖書の「箴言」の章にずらりと書かれています。道徳教育や家庭における躾などは日本だけのものではなく、キリスト教国にも共通するもの、と言えます。
いろんな文化や人と関わっていく中で、私はこれらの教育は無駄なもの、自分を自制しすぎるもの、自分の能力や発想を制限するもの、自分をしばるもの、と、しばしば思うようになって、世間に対し長く斜に構えていました。しかし、聖書を読み進めていくうち、パスターやビショップの話を聞くうち、これらの教えは自分の思考や精神を強靭なものにし、正しい道を歩むことの自信をつけるため、と認識しました。そうすると、これらの教育を授けてくれたわが両親や学校教育、社会教育がありがたいと思うようになりました。非常にいい教育を受け、いい教育者に会ってきたと思います。
そして、こうした道徳感というのは、日本のみならず、世界各国、正しく成功を成し遂げた人や、功なし名ある人や、上流に位置する人の多くにも見られます。出るとこに出たら、躾や道徳の欠如が野卑さとして出てくるもんです。
また、今日のパスターの話の中に、人間の性格は生まれて最初の3年で決定づけられる部分が多い、という言葉も聴きました。まさに、「三つ子の魂百まで」。
日本では家庭教育が放棄されて久しいように思いますが、今はどうなっているんでしょうか。アメリカの強さ。もちろん、長短問わず日曜に教会に足を運び、牧師や説教者の話を聞き、聖書に触れる人々がまだ多く、こうした習慣の中で、道徳教育を見つけているとも感じられます。もちろん、まだまだ混沌としているところも多分にありますが、精神的にシンプルでまっすぐで力強い人が多いのは、教会教育も後押ししていると思います。
自分を自制し、分別をつけて、自分の信じる道を力強く忍耐強く歩いていく。
これが成功の秘訣、といえるでしょう。